2018.06.25
  • Facebook
  • Twitter

わたしたちはみんなSHEROS

Laforet MarketでのZINE制作ワークショップ。ハンナが持ってきてくれたヴィーガン用のおやつ付き。

キュレーターのハンナがニューヨークからやってきて、ワークショップやセミナーを開催してくれた。

みんなで輪になって、ひとりひとり、紙とペンを手に取る。ハンナは、「あなたのいいところは?」と問いかけた。わたしは驚いた。頭が真っ白になっちゃったからだ。

考えてみたら、わたしって、日頃自分のことしか考えてないすごく利己的な人間だと思ってたけど、意外と自分のこと、全然知らないじゃん!って思った。すごく新しい発見だった。

わたしの良いところってなんだろう。とりあえず「声が大きい」と書いてみた。あと、「体が丈夫」。残りもう一つが、どうしても思いつかない。(我ながら「なんかもっとあるだろ」と思ったけど。)

 

6月23日、24日に開催したZINE制作ワークショップでは、参加者の人たちと一緒にアイディアをシェアしながらひとつのZINEを作り上げた。ハンナが、あらかじめ、いろんなトピックを書いた紙を箱に入れておいて、それを参加者が一人ずつひいて、そのトピックについて考えるのだ。たとえば、「あなたの強いところは?」「あなたのいいところを、どんなふうに人とシェアできる?」「勇気を出してやったことは?」などなど。

それから、そのトピックについて自分でいろいろと考えて、一枚の紙にまとめる。最後にみんなの紙を集めて、ひとつの本に製本したら完成だ。

 

わたしのひいた紙には、「どんな新しいことにチャレンジしたい?」と書いてあった。これも、また、困った。「英語のスキルをもう少し磨いてみたい」。でも、これは今までお給料が上がるからっていう理由でやってきただけで、よくよく考えてみれば別に英語は大して好きじゃない。「速読を勉強する」。うーん、これも、仕事が早くなるかもっていう理由で気になっているだけで、本当は活字はソファに寝ころびながらゆっくり読みたい。

そういえば、生産性を上げるための創意工夫とか、スキルを磨くとか、仕事の場では遮二無二なってやってきたけど、何もかも剥ぎ取って、心の奥底を覗き込んでみると、わたしって人間は、実はとっても所在なさげ。

 

Laforet Marketでのワークショップ。会場の装飾はアーティストの金谷裕子さんが手掛けてくれた。七夕飾りのように涼しげなモチーフが、きらきら揺れてとても気持ちがよかった。

 

「WE ARE ALL SHEROS」。わたしたちはみなSHEROSだと、ハンナは言っていた。

「あなたのSHERO(女性のヒーロー)は?」という問いかけからはじまった、2014年のアート展では、いろんなクリエイターたちが、自分にとってのSHEROを見つけてきて、彼女たちを題材にアート作品を作り上げた。ハンナは今回、その次のステップとして、「SHEROは、自分の心の中にもいる」「みんなもSHEROになれる」っていうことを伝えたかったんだと言っていた。もちろん、男の人だったら、HERO。みんな、心の中にSHERO、HEROがいて、ちょっと勇気を出してチャレンジすることで、新しい自分が目覚めるような気分になる。

 

ほんとうは恋焦がれていたけど、失敗するのが怖くて、なかなか踏み切れなくて、そのうちうっかり、小器用に生きるのが板についてきて、いつの間にか忘れていたことが、とってもたくさんあるような気がする。

わたしの中のSHEROSは、たぶん、わたしの忘れ物がなんなのかを知っている。

Chiaki Seito

Writer:Chiaki Seito

活動拠点:東京。 H.P.FRANCE 広報

[ PR ]

PRPR